前に進むきっかけは、TEDxSapporo
2019.07.27
TEDxSapporoでは毎年次世代のリーダーを担う若者を後押しする取り組みとして「高校生無料招待プログラム」を実施。カンファレンス当日に高校生30名を無料招待している。
そのうち10名は、 カンファレンスの参加とあわせて5分間のプレゼンテーション制作、発表を体験できるプログラムを実施。カンファレンスとは別日に、TEDxSapporoSalonイベントとして行っている。
このプレゼンテーションは、アイデア出しなどの実際にカンファレンスに登壇されるスピーカーと全く同じプロセスを体験し、自らのアイデアを基にしたプレゼンテーションを体験する。その過程で違う高校に通う高校生同士が刺激し合うという意味以上に、ある意味人生の転機になるような経験となるようだ。
「やり切れた。もっとできる」と確信
Q1. 2017年12月9日(土)に開催した、TEDxSapporoSalon Vol.12 “Power of Millennials”で15分間のトークをされたそうですね、実際にプレゼンテーションをしてどうでした?
A1. 正直なところ、緊張しすぎて当日のことはあまり覚えていません。あんなに沢山の人の前で発表するのはあの時が初めてだったんです。
ただ、「やりきった感」がすごくあって、自分がここまでやり切れたのなら
もっといろんなことが自分にはできると確信できたんです。
「TEDxSapporoSalon Vol.12 “Power of Millennials”」より。
コンプレックスをパワーに変える。
Q2. プレゼンテーションでは何を話したのですか?
A2. 「背が低い」というコンプレックスを、「変える」気持ちを話しました。
自分とは何者なのか、これから何をしたいのか、といった「自分への問いかけ」というものを準備段階で数多く行いました。日頃違う学校で過ごしている他の参加者たちとの対話は刺激的で、それまで見えていなかった自分自身の輪郭が見えた気がしました。
背が低いことがコンプレックスのようだ、と気づかされたのもその対話を通じてなんです。だから、それをポジティブに、パワーにしたいと思って話す内容を考えました。
熱量がすごい。だから自分の中のワクワク感もすごかった。
Q3. TEDxSapporo 2017 “Volve” のカンファレンスはどうでしたか?
A3. 「楽しそうじゃん!」という軽い気持ちで参加したのですが、関係者の熱量がすごいんです。スタッフもスピーカーさん、パフォーマーさん達も。そんな熱い空間にいることで、自分の中のワクワク感が驚くほど大きくなっていきました。
無料招待プログラムに参加していた高校生には、特別にスピーカーさんやパフォーマーさんと直接話したり、舞台裏の仕事を体験させてもらう機会があるんです。しかも、高校生同士でも違う高校の人ばかりだったので、アイデアを聞いたり仲良くなったりすることで、すごい刺激を受けました。
「TEDxSapporo 2017 “Volve”」より。
高校生の「あと一歩前へ・・・・」を応援したい
Q4. 昨年は、当日ボランティアとして活動、今年はTEDxSapporoの「高校生サポートチーム」としてサポートスタッフをしているそうですね?
A4. はい。自分自身がTEDxに参加したことで自分の成長を感じられたように、今の高校生にも同じ経験・思いをしてほしい、このイベント自体がもっと広まってほしい、との思いでスタッフになりました。市内の高校を訪問して、先生方や高校生にTED、TEDx、TEDxSapporoについて説明し、高校生向けプログラムの魅力を伝えています。
「TEDxSapporo 2018 “Because?”」より
2019年度高校生無料招待プログラムの高校訪問時の写真
新しいコミュニティで、誰かと一緒に成長したい人 募集中
Q5. 一歩を踏み出したい高校生に一言どうぞ
A5. これまでとは違うコミュニティで、同世代はもちろん、いろいろな世代の人との関わりを通じて、自分の成長を感じてみませんか?
新しいことは「対話」から生まれるといいます。まさにTEDxSapporoには、新たなことを生み出す、多様な対話のある場所です。
スタッフも全力でサポートします。一緒に成長したい人、ぜひ挑戦してください。
参照:
flicker TEDxSapporo 2017 “Volve”
flicker TEDxSapporoSalon Vol.12 “Power of Millennials”
flicker TEDxSapporo 2018 “Because?”