TEDxSapporo Partners’ Stories Vol.2
2019.08.23
パートナーチームの近藤です。
TEDxSapporoでは、スピーチを聞く時間とは別に、パティシパント(参加者)同士がコミュニケーションを図ることのできるアクティビティを実施しています。スピーチを聞くだけでなく、こういった会場での出会いがより価値あるアイデアを生み出すことへと繋がっています。今回は、アイデアを生み出すコミュニケーションの創作に協力してくださっている、トムソーヤ合同会社、株式会社QQQの森下智さんにお話を伺いました。
謎解きを通した人とのコミュニケーション
知識で戦うクイズとは違い、「ひらめき」を使って誰でも楽しく考えることができるのが謎解きです。参加者は、ヒントを基に「謎を解く」という非日常的な時間を楽しむように、一丸となって意見を出し合います。観察力や洞察力、判断力を出し合って話し合うことで楽しく自然にコミュニケーションを活性化できます。
どうすればひらめくことができるのか?森下さん「大切なのは、その謎の難易度」と教えてくれました。絶妙な難易度で受け手の好奇心を刺激し、伏線を張り巡らせる…その伏線に気づいて解けた瞬間に達成感が生まれ、ゴールを目指してなお解き続けることへとつながるのです。
TEDxSapporoではこの謎解きアクティビティの中、多くの参加者が共に考え答えを導く過程で様々なコミュニケーションを生みました。今年は高校生招待プログラムの中で謎解きアクティビティを実施し、新たなコミュニケーションを作り出そうと考えています。
TEDxSapporoとの関わり
森下さんは2012年から2014年までTEDxSapporoのスタッフとして活動していました。TEDの動画からTEDxSapporoを知り、スタッフの活動を経て現在パートナーとしてTEDxSapporoを支えてくれています。TEDのビジョンである広める価値あるアイデア(Ideas Worth Spreading)に賛同し、応援したい気持ちからアクティビティの場でパティシパントとのコミュニケーションを作っています。お話の中で見えたのはTEDxSapporoが存続してほしいという純粋な応援の気持ちでした。森下さんがTEDxSapporo 2017で提供してくれたアクティビティ「Solve the Puzzle」はこちらでも紹介していますので是非ご覧ください。
森下さんがTEDxSapporoでイチオシのTalksはTEDxSapporo 2013 石井裕さんの「未来を心に描き、形を与える」だそうです。どんな未来が来てほしいか自身で思い描き実行する、未来を自分でデザインするというとても素敵なTalksです。
TEDに深い影響を受けたと語る森下さんは、教育の面にも力を入れて活動しています。
何かを学ぶ際、自身で一度考えて答え合わせとして話を聞くとより学びは深いものへと変化します。自ら考えて間違うということは「どうして間違えたのか、答えはいったい何なのか?」という問いかけへと繋がり、答えを深く理解しようとする気持ちになります。森下さんはそれをゲーム形式で行うことで、若者の学びのハードルを下げようという意図を持って活動なさっています。
人材教育、謎解きを用いたコミュニケーションと両方の側面からTEDxSapporoを支えてくれている森下さんと一緒に、TEDxSapporoでは今年も価値あるアイデアを広めるべくコミュニティーを作っていきます。
TEDxSapporo Partners’ Storiesについて
TEDxSapporo Partners’ Storiesは、TEDxSapporoのビジョンに共感し、協力してくれているパートナーとの関わり合いについて発信していくブログ記事です。不定期ですが少しずつ発信していきます。どうぞお楽しみにしていてください。