SPEAKERS

TEDxSapporo 2019

荻田 泰永

北極冒険家

1977年、神奈川県愛川町生まれ。

北極圏の単独歩行などに取り組んでいる冒険家。近年著しい北極海の環境の劇的な変化、温暖化の実態も見てきており、独立行政法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)や、大学研究室との共同での環境調査活動も実施。北極の温暖化、海氷減少を科学的な理論だけでなく、体験を通して語ることのできる数少ない日本人である。

2018年、日本人初の南極点無補給単独徒歩到達に成功し、「2017植村直己冒険賞」を受賞。

2019年には20代の志願者をつれて「北極圏を目指す冒険ウォーク2019」を開催。

NHKスペシャル(NHK総合)、などをはじめ、数々のテレビ、ラジオなどに出演し、北極の魅力を伝えている。

植松 努

株式会社植松電機 代表取締役

子どものころから紙飛行機が好きで宇宙にあこがれ、大学で流体力学を学び、名古屋で航空機設計を手がける会社に入社。

1994年に北海道に戻り、父・植松清が経営する植松電機に入社。

産業廃棄物からの除鉄、選鉄に使う電磁石の開発製作を手がける。

10年後、カムイ式ロケットの研究を進めていた北海道大学大学院の永田教授との出会いをきっかけに、ふたたび宇宙へのあこがれを胸にロケット研究の全面支援を約束。

以来、「ロケットの開発」、宇宙空間と同じ無重力状態を作り出す「微少重力の実験」、「小型の人工衛星の開発」、「アメリカ民間宇宙開発企業との協同事業」と4つの宇宙開発を軸に研究開発を進める。

主な実績として、人工衛星「HIT-SAT(ヒットサット)」の研究・打ち上げ、カムイロケット打ち上げ実験(到達高度3,500メートル)、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同での打ち上げ実験、ARCプロジェクトを立ち上げなどがある。

2012年には、カムイロケット500pの打ち上げ実験で到達高度7,400メートルを達成している。

全国で企業研修や講演活動(学校含む)を行い、可能性を広げることの大切さを伝えている。宇宙のことを楽しく学ぶ子どもたちのためのスペースキャンプづくり、小・中学校、高校における体験学習など、若い世代に夢を与える活動にも力を入れている。

新谷 紫恩

競技ヨーヨー選手

9歳のころ、ヨーヨーとは別の玩具を買うためにお店で並んでいたときに、友人が遊んでいるのを見て魅力を感じるようになる。

競技ヨーヨーを使って自身の知らない技をやっている人を見たことで探求心が生まれ、ヨーヨーの世界にのめりこむ。

1つのロングスリープヨーヨーを操る1A部門の選手として2017年と2018年にJapan National Yo-Yo Contest優勝、2016年と2017年にAsia Pacific Yo-Yo Championships、WORLD YO-YO CONTESTの2大会で優勝の実績を持つ。

現在はTeam C3 Japanに所属し、選手としてだけではなくイベントスタッフやデモンストレーションをして普及活動も行っている。

橋本 向陽

競技ヨーヨー選手

2010年からヨーヨーをはじめる。

1つのロングスリープヨーヨーを操る1A部門の選手として活動しはじめたのちに、ストリングからヨーヨーが離れるスタイルで競い合う4A部門の楽しさに目覚め、2015年からは2部門で大会に出場するようになる。

2015年に開催されたWORLD YO-YO CONTEST 2015では4A部門で準決勝進出。

その後、北海道のヨーヨーメーカーであるJAPAN TECHNOLOGYからスポンサーを受け、現在は4A部門の選手として様々な大会に出場している。

主なタイトルとして、JapanOpenYoyoChampionShip 2016優勝、WORLD YO-YO CONTEST 2018、2019での4位がある。

阿部 恭大

競技ヨーヨー選手

8歳のころに校庭のジャングルジムで左手を負傷し、片手で遊べるおもちゃを探したことがきっかけでヨーヨーに出会う。

ストリングの先端におもりをつけてヨーヨーを操る5A部門のプレイスタイルを得意とし、新しい技の習得やオリジナルの技の開発に魅力を感じながら、日々探求をしつづけている。

2013年からNorth Japan Yo-Yo Contest 5A部門7年連続優勝、2017年からAsia Pacific Yo-Yo Championships 5A部門3年連続優勝、WORLD YO-YO CONTEST 2019 5A部門2位などの実績を持つ。

浅井 雅也

クリエイティブディレクター

北海道札幌市出身。
高校時代に留学のためアメリカへ渡り、アカデミー・オブ・アート大学にてアートディレクションを専攻。
2007年から広告クリエイティブディレクターとして数々のグローバルキャンペーン制作に携わる。
代表作であるAppleのShot on iPhoneは2015年度のカンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル(以下、カンヌライオンズ)にてグランプリを受賞。
その他にもClio Grand PrixやTOKYO ADC など、国内外で80を超える賞を受賞している。
現在は、ユニクロをはじめとする企業の広告制作から、2019年度のカンヌライオンズにて日本から唯一の金賞受賞となった日本肢体不自由者卓球協会のリブランディングなど、幅広いジャンルのクリエイティブ事業に取り組んでいる。

塚本 薫

ラジオパーソナリティ/コミュニティークリエイター
株式会社エフエムとよひら 専務取締役放送局長

子どもの小学校卒業を機に、北海きたえーる総合案内・FMアップル中継レポーターとして活動をはじめる。
生放送のパーソナリティを担当するようになってからは「デイリーノート」、「APPLE PARADE」、「香るパラダイス」などの生放送番組を担当。
SDGs(Sustainable Development Goals)の目標を視野にいれた番組づくりを進め、地域の持続可能な発展を目指している。
2012年からは「地域交流サロン ぴらけし」の運営にも携わる。
子ども食堂などの支援サポートを通じて、子どもや高齢者、障がいのある人も安心して暮らせる地域コミュニティづくりを進めている。
JCBA北海道地区協議会役員、札幌市環境審議委員も務める。

金澤 睦司

酪農教育ファームファシリテーター

神奈川県生まれ
小学生のころの夏休みに祖父母が暮らす田舎ですごす中で、自然と共に暮らすことに憧れをもつようになる。
19歳のときに憧れだったカナダへ単身移住。
人種差別やホームレス生活を経験したものの、牧場を営む大学教授と出会ったことをきっかけに羊や牛などの動物と生きるようになり、飼育の経験を積み重ねる。
帰国後は、カナダでの経験を活かしながら動物と関わる一方で、期限切れの食品を使って料理をつくるサルベージパーティーなどを通じて子どもたちに食育活動を展開するなど、様々な活動に取り組んでいる。
一般社団法人ながぬま理事、NPO北海道エコビレッジ推進プロジェクト(余市町)理事を務める。

柄沢 祐輔

建築家

1976年生まれ。
柄沢祐輔建築設計事務所主宰。
コンピュータで計算をおこなうときの計算方法(アルゴリズム)を建築に活かすという発想のもと、現在の画一的な都市空間に多様な新しい形を生み出すことで、より過ごしやすい空間の探求を行っている。
『10+1』48号「アルゴリズム的思考と建築」特集(INAX出版、2007年)では責任編集者として携わる。
2011年英国D&AD賞Spatial Design部門受賞。
主な展覧会に「日本の家 1945年以降の建築と暮し」(MAXXI国立21世紀美術館、バービカン・センター、東京国立近代美術館、2016-2017)、「Japan-ness. Architecture and urbanism in Japan since 1945」(ポンピドゥー・センター・メス、2017-2018)などがある。