チーム内で生まれたU-18と大人の境界のない社会 デザインチーム
2019.02.09
こんにちは。舞台づくりをしています、デザインディレクターの黒沼玲亜です。
「U-18と大人の方の境界線のない社会をつくりたい」
そう思って立ち上がり、約1年2ヶ月が経とうとしています。
約一週間後に迫った、2月17日(日)のカンファレンスの前に、この一年少しを経て、私が受け持つデザインチーム内で生まれた変化について、今日はお話したいと思います。
現在、デザインチームでは、キービジュアルの作成、パンフレットの作成などを行っており、その中でもっとも力を入れているのが、カンファレンスのメイン会場となるホール内デザインです。
具体的に言うと、私たちの個性を表す舞台装飾や、スピーカーさんのトークをよりよく伝えるための音響・照明、パティシパント(お客様のことをこう呼ばせて頂いています)の方が聞きやすい会場づくりなど。
すべての要素が合わさって、初めて「TEDxYouth@Sapporo2019」の舞台が、もうすぐ出来上がります。
これはすべて「高校生(youth)」の力だけで作り上げられたのか?
実は、そうではありません。
デザインディレクターとして活動させて頂いている私ですが、舞台をつくるということ自体初めてで、最初はとにかくわからないことだらけでした。
「え、ケーブルって出力するものによって違うの?」
「機材ってどれを頼めばいいの?最低限何が必要なの?」
「そもそもアイデアをどうやったら形に出来るの?このままだったら到底間に合わない、どうしよう。」
と言った感じでした。
私たちは、とにかくプロの方々にたくさん聞きに行きました。
すると、舞台、機材、デザイン、それぞれの方が、丁寧に私たちに教えてくださりました。
その教えて頂いた基礎をもとにして私たち高校生スタッフがアイデアを出しあい提案して、という形で作り上げていっています。
その際、沢山の無茶なお願いをしているのにも関わらず、みなさん必ずおっしゃられる言葉があります。
「難しいけど、やってみたらいいんじゃない?」
決して「無理」という言葉を使わずに、私たちの活動を促してくださるのです。
学生に比べて大人の方の方は何倍も忙しく、「それをやる。」と決めたからこそ生まれるタスクも増えるはずなのに。
さらには、「高校生だから」というレッテルなしで、「よりよいものをつくりあげる」という意識で私たちに向き合って、真剣に打ち合わせに望んでくださっています。
そこで私は気がつきました。
「あ、この瞬間、U-18と大人の方の境界線がなくなっている。」と。
それは、沢山の大人の方による手厚い支援があってこそのものです。
まだ目上の方と比べれば、経験も知識もないかもしれない。でも、私たちが出来ることは、「アイデア」を実現化するためにとにかく全力でやり抜くことだと心に決めております。
「その場にいる人が、いるだけで無性にワクワク出来る場所をつくる。」
一同、この思いを胸に作りあげます。
私たちが今できる、最大限のものを皆様に2月17日(日)、会場にてプレゼントさせて頂きます。そこにあるすべてのものに、「ストーリー」が宿っています。
みんなで1から考えて、「あーでもない。こーでもない。」と思考錯誤しながら生み出された作品達。そのひとつひとつをつくるために、高校生、大学生、大人の方、何人もの人が関わっています。
沢山のご協力のもとがあって、もうすぐ完成する舞台は、皆様の心の中に、新しい風を吹かすことと思います。
最後まで、手は抜きません。
その作品達を、会場で是非ご覧になってください!!
それではみなさん、当日、会場でお会いしましょう!!!